2022年12月にセビージャとの契約を解除して以来、無所属となっていた元スペイン代表MFイスコを獲得したベティス。代表クラスの実力を備える彼を獲得したことにより、さらなるワールドクラスのプレーヤーの補強に乗り出す可能性があるという。スペインのウェブメディア『ELGOLdigital.com』が報じている。
ベティスは2022-23シーズン限りでホアキン・サンチェスが現役を引退。これを受けて元スペイン代表MFセルヒオ・カナレスが新たなキャプテンに就任したものの、そのカナレスが7月24日にメキシコのモンテレイに3年契約で移籍することが決定した。
キャプテンであると同時に司令塔でもあるカナレスを失ったベティスは素早い動きを見せ、レアル・ソシエダなども関心を示していたとされるイスコの確保に成功した。ベティスを率いているマヌエル・ペジェグリーニ監督は過去にマラガの指揮官を務めていた頃にイスコを指導しており、今回の移籍は両者の関係性ゆえに実現したものだ。
そしてベティスはさらなる補強に乗り出しており、やはりペジェグリーニ監督が獲得を熱望しているとされるアルゼンチン代表MFジオバニ・ロ・チェルソをターゲットにしているという。
ロ・チェルソは2018-19シーズンにパリ・サンジェルマンからベティスに期限付き移籍。2019年4月に完全移籍へと移行した後、同年8月にトッテナムに期限付き移籍、2020年1月には完全移籍となった。
しかしトッテナムでは徐々に出場機会を失っていき、2022年1月にはビジャレアルに期限付き移籍。2022年8月には再び同クラブに期限付き移籍し、2022-23シーズンは公式戦通算29試合2ゴールの成績を残した。
現在はトッテナムが保有権を持っているが、新たに就任したアンジェ・ポステコグルー監督の構想に入るかどうかは分からない。そのため彼自身の古巣であり、イスコという実力者を確保したうえ、指揮官が獲得を熱望しているベティスが獲得に乗り出す可能性があるという。