メッツがロバートソンを放出 マーリンズと1対2のトレード成立

日本時間7月28日、メッツは38歳のベテラン右腕デービッド・ロバートソンをマーリンズへ放出するトレードが成立したことを発表した。メッツは対価としてマルコ・バルガス、ロナルド・ヘルナンデスという2人のマイナーリーガーを獲得。MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者によると、ロバートソンの今季の残り年俸約350万ドルはマーリンズが全額負担するという。史上初めて年俸総額が3億ドルを超え、ワールドシリーズ制覇を狙っていたメッツだが、開幕から低迷が続き、トレード・デッドラインでは売り手に回ることを決断したようだ。

ロバートソンはヤンキースなどでセットアッパーやクローザーを務めた経験を持ち、通算171セーブ&159ホールドの実績を誇る。今季はここまで40試合に登板して44イニングを投げ、4勝2敗14セーブ、7ホールド、防御率2.05、48奪三振をマーク。守護神エドウィン・ディアスを欠くメッツのブルペンにおいて中心的存在を担い、チーム状況に応じてセットアッパーやクローザーを務めた。

ロバートソンはヤンキース時代の2009年にワールドシリーズ制覇の経験があり、ポストシーズンでの通算40登板はケンリー・ジャンセン(レッドソックス)に次いで現役2位の数字。若手選手の多いマーリンズでは、ワールドシリーズ制覇の経験があるのはホルヘ・ソレア、ユリ・グリエルに次いで3人目となり、貴重な経験値をもたらす存在となりそうだ。

メッツが獲得したのはいずれもルーキーリーグでプレーしている10代の2選手。バルガスは18歳の内野手で、昨年5月にマーリンズと契約し、今季はルーキーリーグで33試合に出場して打率.283、2本塁打、19打点、8盗塁、出塁率.457、OPS.899をマークしている。一方、ヘルナンデスは19歳の捕手で、2021年1月にマーリンズと契約し、今季は31試合に出場して打率.298、3本塁打、25打点、3盗塁、OPS.916を記録。「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングでは、バルガスが18位、ヘルナンデスが21位にランクインしていた。

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