ビッグモーター不正請求問題 国交省 札幌の店舗にも立ち入り

中古車販売大手ビッグモーターの保険金不正請求問題で、国土交通省は札幌の店舗にも立ち入り検査に入りました。ビッグモーターをめぐっては、修理依頼を受けた車に傷をつけ、修理費用を過大に請求するなどの不正が明らかになっています。国交省による立ち入り検査は全国34の事業所を対象に行われ、道内では札幌清田店に、きょう午前9時ごろ道運輸局の職員らが立ち入り検査に入りました。検査では従業員への聞き取りや整備記録の確認を行うほか、道路運送車両法に違反する行為がなかったか調査します。また、店舗前の街路樹に除草剤を使用した疑いについて、札幌市内の店舗前でも街路樹が枯れたり衰弱していることが分かりました。秋元克広市長はきのうの記者会見で、除草剤が使われたのであれば、市民の財産である街路樹の器物損壊容疑に当たるとの見解を示し、「損害賠償などの対応も取らなければならないと思っている」と述べました。

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