PSGキャプテン!ブラジル代表DFマルキーニョスに聞いた、ボランチでの経験と成長 「若者たちへ伝えたい」

今年3月、サッカーに日々一生懸命取り組む子供たちが、最新のスパイクのイノベーションを体感し、サッカーの楽しさを、そして自分達の可能性を再確認できるような機会を提供するべく発足したプロジェクト「NIKE FC presented by SOCCER SHOP KAMO」。

年齢や性別の異なる複数のチームの子供たちが新学期・新シーズンに向けて新しい学びが得られるような体験をと、7月30日には風間八宏氏をスペシャルコーチに迎えたトレーニングを東京のかえつ有明高校で実施。

サプライズゲストとして、ジャパンツアーで来日中のPSG選手6名が出演した。

マルキーニョス、マルコ・ヴェッラッティ、ワレン・ザイール=エメリ、ダニーロ・ペレイラ、プレスネル・キンペンベ、ヴィティーニャと、主力級が顔をそろえた。

その中で、ブラジル代表のセンターバック、マルキーニョスに質問する機会があったので、以前守備的なMFとしてもプレーしていた彼に「一つ前でプレーしたことで成長した部分」について聞いてみた。

「そうですね。私自身が感じていることは、サッカーにおいて大事なのはやはりチームです。自分がどの位置でどういう役割を果たすか。それをいつも頭で考えていることはとても大事です。

どのチームで、自分がどういう役割でいるかということを考えながら、その技術を磨く。そこに集中するということが、常に自分のモチベーションを保ち、哲学を保ち、高いクオリティで仕事ができます。試合になったら全力を発揮することはもちろん、練習の時と試合の時とで同じメンタリティをキープするということを私は心がけてきました。それが成功の鍵と言えば鍵と言えるかもしれません。

若い人たちにも同じことを言いたいです。まず自分の役割を見極め、練習をし、価値を考える。それがチームの役に立つのだということをコーチが助言してくれますから、そこからしっかりと学んで、頑張っていくことをアドバイスしたいと思います」

PSGのキャプテンを務める彼らしい、サッカー以外にも通じる素晴らしい返答だった。

その後、PSGの選手は子供たちからの質問にもたっぷり答え、一緒にゲームを楽しんだ。参加者にとってはこの夏のとっておきの思い出の一つになったに違いない。

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