道防災会議火山専門委 十勝岳は経過観察

道の防災会議火山専門委員会は火山性微動が見られた十勝岳に関して「経過観察していく必要がある」と報告しました。

きょうの委員会では、道内9つの常時観測火山の活動状況について報告が行われ、先月4日に火山性微動が発生し、火山性地震を繰り返している大雪山系の十勝岳については「火口付近の傾斜変動が見られ、経過観察していく必要がある」としました。

(専門家)「地震の活発化はあるものの過去にあるレベルでは」

また、気象庁が「活火山であるか確認が必要」としている利尻山について、昨年、委員会が初めて行った調査結果を報告しました。

専門家は「現在火山活動の兆候はないが、1万年以内の活動可能性であるため引き続き調査が必要だ」と話していました。

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