フラムと再契約を結んだばかりのウィリアンにサウジから高額オファー

写真:7月中旬にフラムと再契約を結んだばかりだが……

元ブラジル代表FWウィリアンはフラムとの契約延長を7月中旬に発表したばかりだが、ここにきてサウジアラビアのアル・シャバブが関心を示しているという。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。

ウィリアンは2022-23シーズンにフラムでプレーし、プレミアリーグで27試合に出場して5ゴール6アシストの好成績を残していた。同シーズン限りで契約満了となった後、一時はノッティンガム・フォレストへの移籍の可能性を探って同クラブのトレーニング施設を訪れるなどしたが、最終的にはフラムとの再契約が決まり、7月17日に1年契約を結んでいた。

契約延長を受け「本当に幸せ。引き続きこのクラブで、チームメートと一緒に働くことができてうれしい。フラムのファンのためにピッチ上でベストを尽くしたい」と語っていたが、アル・シャバブが関心を示すようになった。

フラムに対してもすでに正式なオファーを送っているようで、ウィリアン本人に対しては現在の契約の2倍程度となる週給20万ポンド(約3640万円)という好条件を用意している模様。今後、正式なオファーに発展する可能性があり、移籍する場合はフラムに対して移籍金が支払われる必要がある。

また、アメリカのウェブメディア『トップフライト』によると、フラム側はオファーを拒むのは難しいと考えているようで、すでに代役候補をリストアップしているという。

最優先のターゲットはエヴァートンに所属するジャマイカ代表FWデマライ・グレイで、すでに個人的な条件については合意に達しているという。彼を契約するためにはウィリアン放出に伴って得られる移籍金を大幅に上回る資金が必要になるが、34歳のウィリアンに対してグレイは27歳とまだ若く、長期契約を結ぶことが可能だ。

果たしてウィリアンとフラムはどのような決断を下すことになるだろうか。

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