京急が大幅増益 コロナ5類移行で交通、ホテルなど回復 4~6月期連結決算

京急グループ本社

 京浜急行電鉄(横浜市西区)が4日発表した2023年4~6月期連結決算は、営業利益が前年同期比185%増の55億500万円だった。新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、鉄道を中心とした交通やホテルなどが回復、大幅増益となった。

 売上高は4.2%増の620億4100万円。純利益は、前年同期にバス営業所などの売却益を計上した反動で、55.4%減の37億2100万円だった。

 鉄道事業は定期・定期外収入ともに好調。羽田空港2駅の利用者が大幅回復したこともあり、輸送人員は8.4%増えた。バス事業などを含む交通事業の営業損益は、23億4900万円の黒字(前年同期は2億100万円の赤字)だった。

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