アルナウトビッチが13年ぶりにインテル復帰も? 30代迎えて円熟味増す孤高のストライカー

[写真:Getty Images]

インテルがボローニャのオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチ(34)に関心を寄せているようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

オーストリア、オランダ、イタリア、ドイツ、イングランド、中国と6カ国でプレー経験を持つアルナウトビッチ。かつては一匹狼の印象が先行した孤高のストライカーだが、ボローニャでは加入1年目の2021-22シーズンにリーグ戦でのキャリアハイとなる14ゴールをマークするなど、30代を迎えて円熟味を増した感がある。

昨シーズンはケガで後半戦の大半を棒に振ることとなってしまったが、それでもセリエA21試合の出場で10ゴールを記録。ミランやユベントス、ローマからの関心が噂されてきたなか、若手時代の2009-10シーズンにトゥベンテからのレンタル移籍という形で1年間だけ在籍したインテルからも熱視線を送られているようだ。

前回の在籍時はほとんど出番を与えられなかったアルナウトビッチだが、13年の月日が流れ、現在のインテルは34歳となった身長192cmの元所属選手を、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコに代わる新たな基準点型センターフォワードとして認識。300万〜400万ユーロ(約4億7000万〜6億3000万円)の入札を検討しているという。

対するボローニャは今シーズンもアルナウトビッチを重要な戦力として認識しており、契約も2025年6月まで残している状況。それでも、アルナウトビッチの兄であり、代理人も務めるダニジェル氏がイタリア『スカイ・スポーツ』のインタビューに応じ、兄弟揃ってビッグクラブ再挑戦を希望していると明言した。

「6月頭にいくつかのオファーがあり、その際にボローニャはトップクラブからオファーが届いた場合、弟の希望があれば売却を検討すると約束してくれた」

「今もオファーが届いており、私は弟にとって移籍が重要なチャンスとなることをボローニャに理解してもらいたい。それは最高レベルでの競争であり、タイトル獲得のチャンスもあるものだ」

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