トッテナム&バイエルン、ケインを巡る交渉でついにクラブ間合意

写真:クラブ間合意を受けて、本人はどんな決断を下すのか ©Getty Images

トッテナムとバイエルンが、イングランド代表FWハリー・ケインの交渉について、ついにクラブ間合意に達したようだ。イギリス『BBC』電子版や『スカイスポーツ』電子版など複数のメディアが伝えている。

『BBC』電子版は、両クラブは1億ユーロ(約8640万ポンド/約158億5630万円)以上の移籍金で大筋合意したとしている。

ケインとトッテナムの契約は2024年6月30日までとなっており、彼自身はこの契約の更新を拒んでいた。そのため今夏の移籍が既定路線とされており、マンチェスター・ユナイテッドなど多くのクラブが注目を集める中、最近はバイエルンがトッテナムと何度も交渉を重ねていた。直近では8月7日にもオファーが送られてトッテナムが断っており、バイエルン側はこれを受けて別のストライカーへのターゲット変更も示唆するようになっていた。

トッテナムは8月13日に2023-24シーズン開幕戦のブレントフォード戦を迎える予定となっており、ケインはこの時までに自身の将来を解決したい意向を示していた。その中で、最近はバイエルン移籍よりもトッテナム残留に傾いており、来夏、契約満了をもって退団するプランを立て始めていたという報道もある。

クラブ間合意に達したことで、今後はバイエルンとケイン本人との交渉に移っていく。彼がどのような決断を下すのか、その動向に注目が集まる。

ケインはトッテナムで公式戦通算435試合に出場し、280ゴールを記録。プレミアリーグでは通算320試合213ゴールを記録しており、アラン・シアラー氏が持つプレミアリーグ最多得点記録にあと48ゴールと迫っている。

一方で所属クラブや代表チームでビッグタイトルを獲得したことがなく、タイトルを獲得できるクラブでプレーしたいという願望を持っていた。ブンデスリーガ11連覇など数々のタイトルを獲得しているバイエルンは最適な移籍先と言えそうだが、果たしてケインはどのような決断を下すのか。

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