【新型コロナ】神奈川の感染者 1医療機関10人超は2週連続 前週比では5類移行後、初の減少

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は10日、県内約380カ所の定点医療機関で報告された感染者数を公表した。7月31日~8月6日の1週間で、1医療機関当たりの平均患者数は11.70人で、前週に比べて0.34人減少した。

 5月の5類移行後、1医療機関当たりの患者数が10人を超えたのは2週連続。5類移行に伴い、定点医療機関からの患者数の報告を県が週1回、公表する方式になって以降、前週比での減少は初めて。これまで11週連続で増加が続いていた。

 県医療危機対策本部室は「前週比で減少したとはいえ、増加傾向が続いてきただけに予断を許さない。状況を注視する」としている。

 報告された患者数は県内全体で4201人。医療機関当たりの報告数は横浜市で9.61人、川崎市で12.95人、相模原市で11.47人、政令市以外の県域で13.70人だった。

 8月9日時点の入院者数は1053人(前週比77人増)で、うち重症者は23人(同1人増)。確保病床の使用率は47.97%で、うち重症用病床は17.50%だった。

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