横浜市中央市場、青果部の卸売業者公募 再び2社体制へ

横浜市役所

 横浜市中央卸売市場本場(同市神奈川区)は、青果部の卸売業者2社のうち1社が昨年11月末に解散し業務を終了したことを受け、新たに卸売業者を公募する。取扱量や品ぞろえ、価格競争などの観点を総合的に検討し、2社体制が望ましいと判断した。

 長年、青果卸を手がける老舗の市場からの撤退で、昨年11月から今年5月までの果実の取扱量は前年同期比約84%と1割以上減少。一部の果実ブランド品の集荷が難しくなり、価格面での競争原理が働かないことで顧客が他の市場に流れてしまう可能性も指摘されたという。

© 株式会社神奈川新聞社