「スポーツを通じて"海の環境問題"学ぶ」 海と日本プロジェクトin栃木県ジュニアカップ

 スポーツを通じて海の環境問題を知ってもらおうと、小学生を対象にしたゴルフ大会が24日、宇都宮市で開かれました。

 宇都宮市の宇都宮カンツリークラブで開かれたのは「海と日本プロジェクトin栃木県ジュニアカップ」です。24日は、県内外から応募のあった小学3年生から6年生までの33人が参加しスコアを競いました。

 この大会は、次の世代に豊かな海を引き継ぐために活動する日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環です。栃木県は人口10万人あたりのゴルフ場の数が全国1位です。加えて、ゴルフ界では再生素材を使用したゴルフティーなど環境に配慮した製品の開発をはじめ様々な取り組みが進んでいます。

 そこで、自然の中で行うゴルフを通じて海とのつながりや環境を学んでほしいと、初めて開かれたのがこのジュニアカップです。大会のあとはトークショーが開かれ日本財団の海野光行常務理事と、栃木県出身のお笑い芸人・U字工事、さらにアイドルグループSKE48の元メンバーで、ごみ拾いを競技化し世界大会が11月に開かれるスポGOMIWORLDCUPアンバサダーの山内鈴蘭さんが、海がかかえる環境問題について笑いを交えながら子どもたちと一緒に考えました。

 海洋ごみの約8割は陸から川を伝って海に流れ出たものと言われていて海なし県の栃木県でも考えなくてはならない問題です。中でも流れ出たペットボトルは約400年間も海に残り続けるということで子どもたちは、軽率な行動が環境汚染につながってしまうことを学んでいました。

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