6月の物流系アルバイト・パート時給 3大都市圏 前年比39円増1220円 過去最高に迫る高水準

リクルートがまとめた6月「アルバイト・パート募集時平均時給調査」によると、「2024年問題」が迫ってきている物流系の平均時給は、三大都市圏で前年同月比39円(3・3%)増の1220円と上昇した。過去最高だった22年12月(1224円)に次ぐ水準で、昨年7月から5月を除き、3%を超える高い増加率となっている。
 業種別の三大都市圏平均時給は、①構内作業・フォークリフト1363円(前年比58円/4・4%増)②発送・仕分け・梱包1186円(36円/3・1%増)③物流作業1186円(45円/3・9%増)④ドライバー「配送・デリバリー」1168円(32円/2・8%増)⑤ドライバー「大型・中型」1198円(27円/2・3%増)といずれも前年同月を上回った。
 「構内作業」や「物流作業」の平均が4%増
だったのに対し、ドライバー職は2%台と、物流作業や構内作業に比べて伸び悩んでいる。
 エリア別で物流系平均時給をみると、首都圏は前年同月比39円(3・2%)増となり、1250円台に乗せた。関西圏は同48円(4・1%)増の1208円と4%台の増加率になり、東海圏は同29円(2・6%)増の1147円だった。
 なかでも、時給の高い「構内作業・フォークリフト」は、関西エリアが1379円(同76円/5・8%増)と5%後半の伸び、首都圏も1391円(同59円/4・4%増)の4%台に上昇となり、東海は1255円(同30円/2・4%増)だった。

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