災害時の車中泊避難者受け入れ 千葉市とキャンプ場がタッグ

災害時の車中泊避難者受け入れ 千葉市とキャンプ場がタッグ

 関東大震災から100年となる9月1日、千葉市は災害時の車中泊による避難者の受け入れ先として市内のキャンプ場と協定を結びました。

 この協定は千葉市内で大規模な災害が発生した際に、車中泊による避難者の受け入れ先としてキャンプ場を活用するものです。

 市役所では協定の締結式が行われ、神谷俊一市長と、実際に活用される若葉区のキャンプ場「ウシノヒロバ」を運営する「千葉牧場」の川上鉄太郎社長が協定書にサインを交わしました。

 このキャンプ場には、トイレや水道設備が揃っているうえ、約500台が駐車できることから、避難者の受け入れと、そうした人たちへの救援物資などの支援を同時に行えるメリットがあるということです。

 神谷市長は「キャンプ場には避難所で課題となる設備や物が既に揃っている。協定により、市民の安心安全の度合いが高まると思う」と感謝しました。

千葉牧場 川上鉄太郎 社長
「身体が不自由な人や妊婦さんなど体育館で過ごすことが難しい人、ペットがいる人などプライバシーを気にする人、そういう人が車中泊で避難されるのが通常だと思う。そういう人たちのできないことを、できるようにしてあげることが一番だと思っている」

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