インフルエンザ 集団感染の疑い 松浦・志佐小で学年閉鎖 今季、長崎県内初

 長崎県は5日、インフルエンザ集団感染の疑いがあるとして、松浦市立志佐小1、2年を4日から3日間、学年閉鎖したと発表した。県内での休業措置は今季(感染症法上9月4日から)初めて。
 県は、県内70の定点医療機関から1週間ごとのインフルエンザ感染者数の報告を受けており、8月21~27日は1医療機関当たり2.23人だった。5月8~14日以降、「流行入り」(1人以上)を上回っている。10人以上で「注意報レベル」、30人以上で「警報レベル」となる。
 県は「これまで夏場に確認したことがない状況」と警戒。新型コロナウイルス感染者も一定数いることから、手洗い、せきエチケットなど基本的な予防策を呼びかけている。

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