サウジから関心も…グリーズマンにアトレティコ退団の意思なし「僕はここで幸せ」「記録を更新するため頑張る」

[写真:Getty Images]

アトレティコ・マドリーのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが、今夏サウジアラビア行きを選択しなかった理由を明かした。スペイン『マルカ』が伝えている。

2014年夏にアトレティコへ加入したグリーズマン。一度はバルセロナへ移籍しファンからの恨みを買いながらも、2021年にアトレティコ復帰を果たすと、結果を出すことで少しずつ関係を修復し、現在は再びチームのエースとして認められるまでになった。

昨シーズンもラ・リーガで全試合に出場し、15ゴール17アシストと卓越した成績をマーク。当然のように、今夏の移籍市場ではスター選手を乱獲するサウジアラビアからの関心が噂されていた。

それでも、グリーズマンに移籍の意思はまったくなかったようだ。フランス代表として臨むユーロ2024予選の記者会見に出席した際、現在の目標はクラブの歴代最多得点者となることだと断言。チームやファンとの関係も良好であり、環境を変える理由がないと語っている。

「(サウジアラビアから)実際に電話はあったし、接触もあった。でも、僕は自分のクラブにだけ集中していたよ。僕がクラブの歴代得点王の記録に到達するまで、あと15ゴールなんだ」

「妹にも『引っ越しはしない、ここに残る』と言っていた。これからは、記録を更新するため頑張るよ。僕はアトレティコで幸せだ。自分のレベルや、チームメイト、監督、ファンとの関係を楽しんでいる。ファンとの関係修復には時間がかかったけどね。とにかく、今は去るタイミングではないんだ」

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