きのこ生産・販売会社のミスズライフ 那須塩原市に新しい工場を建設

 カットぶなしめじの生産量のシェアでトップクラスを誇る、長野県のきのこ生産・販売会社が、那須塩原市に新しい工場を建設し、7日に落成式が行われました。

 那須塩原市にある那須高林産業団地に建設されたのは、カットぶなしめじの生産・販売会社「ミスズライフ」の那須工場です。工場の完成を記念して7日、落成式が行われました。

 ミスズライフは、ぶなしめじの生産量のシェアで業界3位を誇り、これまで全国4つの県の合わせて8つの工場(委託工場含む)で生産をしてきましたが、今回初めて関東地方に進出しました。

 ミスズライフによりますと、工場を那須塩原市に建設した理由として、自然の豊かさや水がきれいな地域などを挙げています。また、大きな市場となる関東エリアに近いことから輸送時間を減らし、より品質の高い商品を届けられるようになるといいます。

 この工場では料理にそのまま使えるカットしたぶなしめじを生産します。アフターコロナで消費者が時間効率や利便性を求めるという需要を見据えて、現在の生産能力から14%アップし、生産量が最も多い長野県の飯綱工場に次いで、年間約1200トンのぶなしめじの生産を見込んでいます。那須工場で作られた商品は、9月14日に収穫して初めて出荷する予定です。

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