同僚と別時間に練習、施設も使えず…冷遇されたボヌッチ、“古巣”ユヴェントスを告訴か

写真:冷遇され、最終的にユヴェントスを退団したボヌッチ

ウニオン・ベルリンに所属しているイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチが、昨季まで在籍していたユヴェントスを告訴する模様だ。

ボヌッチは、2010年にユヴェントスへ加入すると、長年にわたって主力としてチームの最終ラインを支えてきた。2017年にはミランへと移籍したものの、2018年にユヴェントスへ1年ぶりに復帰すると、昨季まで“ヴェッキア・シニョーラ”の一員としてプレーを続けた。

しかし、今季はこれまでのシーズンと状況が異なっていた。チームを率いるマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、36歳のボヌッチを事実上の構想外とし、ファーストチームでのトレーニングも許可せず。ボヌッチは移籍市場最終日にウニオン・ベルリンへ加入することになった。

イタリア人記者のジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、ボヌッチはユヴェントスが自身に対して行った行為がイタリアサッカー選手協会(AIC)との労働協約に違反しているとして告訴することを検討しているという。

ディ・マルツィオ氏によると、ボヌッチは夕方になってからチームメイトとは別にトレーニングを行うことを余儀なくされ、トレーナーや技術スタッフに会うことも叶わなかった模様。また、トレーニング施設を自由に使用することもできない状況が続いていた。

なお、ボヌッチの弁護士は、仮にユヴェントスから補償金を受け取ることになった場合、神経系の病気を患った子どもたちの家族を支援する団体『Neuroland』、および慈善団体『Live Onlus』に補償金を全額寄付することを明らかにしている。

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