小中学校の児童・生徒減少「少子化一層進む」 栃木県発表の学校基本調査

 栃木県が発表した今年度(2023年度)の学校基本調査によりますと、小中学校の児童生徒の数はともに速報値で前の年を下回り、1948年の統計開始以来最も少なくなりました。

 栃木県教育委員会がまとめた学校基本調査によりますと、今年5月1日現在、県内の小学校の児童数は90,969人で、前の年より2,119人減りました。また中学校の生徒数は49,295人で1,172人減少と、ともに1948年の統計開始以来最も少なく少子化がさらに進んでいます。

 全日制と定時制を合わせた高校の生徒は47,409人で、1,049人の減少となりました。一方、小中一貫教育の義務教育学校の子どもの数は、学校数が増加したこともあり2,446人で過去最も多くなりました。

 学校の数は、小学校が前の年より9校減って336校、中学校は5校少ない156校です。高校は1校増えて76校で、義務教育学校が2校増えて6校となっています。

 また、教員全体に占める女性の割合の調査も行われ、20,806人いる教員全体の62.8%、13,067人で前の年より0.4ポイント増加しています。

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