栃木県内で相次ぐ「集中豪雨」と「新型コロナ」の影響で 輸血用血液確保が厳しい状況

 栃木県内で相次ぐ集中豪雨と新型コロナウイルスの感染が拡大している影響で、献血に協力する人が減り、輸血用の血液の確保が厳しい状況になっています。

 宇都宮市大通りの県赤十字血液センターの献血ルームには毎日、献血に協力する人が訪れていますが、今月(9月)に入り県内で猛威を奮った記録的な豪雨と新型コロナの感染者の増加で献血に協力する人が減っています。

 県赤十字血液センターでは、気軽に献血ができるように献血バスで企業や公共施設、それに商業施設などに出向いています。しかし、受け付けの時間帯に大雨が降ると会場に訪れる人が大幅に減るといいます。また、新型コロナに感染した場合、症状が消えてから4週間は献血ができないため感染者の増加も大きく影響しています。

 県内では9月3日から9日までの1週間で献血に訪れた人は計画の9割にとどまっていて、県赤十字血液センターでは献血への協力を呼び掛けています。

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