近い将来にMLBでプレーしそうな日本人選手 MLB公式サイトが特集

日本時間9月22日、MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシ記者は「近い将来にMLBでプレーしそうな日本人選手」を大特集する記事を公開した。記事の中心は山本由伸(オリックス)であり、モロシ記者はオリックス時代の同僚であるアダム・ジョーンズのコメントを交えながら山本を紹介。山本以外には、今永昇太(DeNA)、松井裕樹(楽天)、上沢直之(日本ハム)、髙橋光成(西武)、田中将大(楽天)が挙げられており、可能性は低いものの岡本和真(巨人)にも言及している。

先日、オリオールズの一員として正式に引退したばかりのジョーンズは、オリックス時代に山本や吉田正尚(レッドソックス)とともにプレー。吉田がメジャー1年目から活躍することを予言していたジョーンズだが、山本についても「今オフにMLBへ移籍すれば、すぐに活躍できるだろう」とその実力を高く評価している。

現在25歳の山本は、今季ここまで21試合に先発して150イニングを投げ、14勝6敗、防御率1.32、148奪三振の好成績をマーク。3年連続、直近5シーズンで4度目となる防御率1点台は確実であり、2年連続のノーヒッターを達成するなど、絶対的エースとしてチームのリーグ3連覇に大きく貢献した。モロシ記者によると、山本の身体能力をマーカス・ストローマン(カブス)と比較する声も上がっているという。

ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは来日して山本のノーヒッター達成を現地観戦。今季低迷したヤンキースが山本の獲得に乗り出すことは確実視されている。ほかにも、レッドソックス、ドジャース、カージナルスなど、投手補強を必要とする名門球団が山本の獲得に動くことが予想されている。スカウトのなかには「千賀滉大の5年7500万ドルを上回るだろう」と予想する者もいるが、日本での圧倒的なパフォーマンスと25歳という年齢を考えれば、8年2億ドル規模の超大型契約になっても不思議ではない。

ダルビッシュ有(パドレス)はメジャー1年目に16勝9敗、防御率3.90、221奪三振をマークしたが、「山本も同じくらいの成績を残す可能性がある」と評価する声もある。ジョーンズは「MLBの打線は強力だ。でも、千賀はMLBの打線に通用しているし、山本も同じことができると思う」と語っている。

The post 近い将来にMLBでプレーしそうな日本人選手 MLB公式サイトが特集 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.