JR東日本が実証実験 北陸新幹線使い「長野ー東京間」で荷物輸送 新しい物流インフラの構築へ

長野朝日放送

JR東日本は北陸新幹線を使って、多量の荷物を輸送する実証実験を長野・東京間で初めて実施しました。

■青木智則記者
「採れたてのシャインマスカットが新幹線の中に積み込まれました。東京に向けて出発します」

車両に運び込まれたのは、26日朝に収穫されたシャインマスカットや精密機械の部品などおよそ800箱です。来年4月からトラック運転手の年間の時間外労働が960時間に制限され、運べる荷物の減少などが懸念される中、新たな物流インフラを構築する試みです。

ブドウなどはこの後、都内の小売店に運び込んで販売され、残りの一部は東北新幹線に積み替えて仙台市まで搬送します。JR東日本は実証実験の結果を踏まえ、来年度以降の事業化を目指しています。

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