築17年目の家。片づけのプロが「処分してよかった」と思う設備3つ

おはようございます!整理収納アドバイザーのサチです。

この連載では、1日を快適に過ごすための片づけ術やヒントをお届けしています。

さて、私は築17年の一戸建て住んでいます。17年間住んできた中で色々なものを処分してきましたが、必ずといっていいほど

「えっ?そんなものまで処分したの?」

と周りに驚かれるものたちがあります。実はそれ、家の中野「設備」なのです。

今回は、誰に聞いても驚かれてきた「処分した設備」について、その理由とともに紹介しますね。

その設備、本当に必要?

早速紹介していきます!

【1】収納棚とウッドブラインド

ここはわが家の洗濯室兼脱衣所です。画像左側が「あるもの」の処分前で、右側が処分後。

右の画像からは…「ウッドブラインド」と「洗濯機上の収納棚」が消えているのがわかりますか?

実はこの2つは、私がDIYで取り付けたものたちでした。

取り付けて10年経った頃、ウッドブラインドには埃がたまり、収納棚にはここには関係ないものなどを置くようになったのです。せっかく取り付けてもきちんと活用できていない…と自覚し、撤去を決めました。

ウッドブラインドがなくなったことで掃除対象を減らせました。また、収納棚を撤去することで、置きっぱなしを防ぐことができました。

「せっかく取り付けたのだから外すのはもったいない」というブレーキを外したことで、清潔感のあるすっきりと明るい脱衣場が叶いました。

【2】折れ戸

こちらは、家族の肌着やタオルなどが一同にそろう「階段下収納」です。

ここではなんと、この収納スペースに付いていた「折れ戸」を外して処分しました!

こちらが、撤去前のbefore画像。画像右側の茶色の扉が階段下収納の折れ戸です。

折れ戸があると中を完全に隠せますが、よく使うものを収納しているなら、使うたびに扉を開閉するのは面倒ですよね。

扉を開けっぱなしにしておくという選択肢もありますが、折れ戸は開けっ放しにすると、扉そのものが邪魔になるというデメリットがあります。

そしてある日、開けっ放しにしていた折れ戸に足の小指を強くぶつけ、その激しい痛みに悶絶した体験をきっかけに、外すことを決意しました。

あんなに迷っていた折れ戸の処分でしたが、外したあとの快適さに、迷っていたことすらもきれいに忘れるほど!

何かの処分に迷っているときは、試しに視界から消してみて(または想像してみて)、なくなったあとの生活を体験してみるのもおすすめですよ。

【3】吊戸棚収納

こちらはわが家のダイニングキッチンです。

ここも「ある大物」を撤去して処分しました。

撤去した大物とは…吊戸棚収納です。

吊戸棚があると収納量は増えますが、風通しと明るさという点では、この存在自体が邪魔になります。

また、上の方にあるため、安全面を考えると収納できるものが限られてしまうのがネック。さらに、手が届きにくいため、日常的な活用は難しくなります。

実際にわが家でも、せっかくの収納だからと無理に使っていたところもあり、お世辞にも使いやすい収納にはなっていませんでした。

思い切って撤去してみると、キッチンは明るくなり、エアコンの風が届くようになり、吊戸棚を活用しなければ…というプレッシャーからも解放され、まさにいいことだらけの結果となりました!

吊戸棚撤去から10年経ちますが、処分を後悔したことは一度もありません。ない方が格段に暮らしが豊かになりましたよ。

まとめ

わが家の省いてよかったものについて紹介しましたがいかがだったでしょうか?

どれも決して安いものではありません。折れ戸にいたっては、新築時は8万円!この価格を知っているから、処分に迷っていたのです。

でも、今では処分前の暮らしにはもう戻れないと思えるほど、暮らしが格段に快適になりました。

あるのが当たり前になっているけど、「実はなくてもいいもの」は、意外とすぐ近くにあるのかもしれません。ぜひみなさんも一度、いつもの風景を疑ってみてください。

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☆この連載は【隔週金曜日】更新です。次回もどうぞお楽しみに!

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