川崎の聖マリアンナ医大東横病院、来年3月末に閉院へ 患者減り経営が悪化

聖マリアンナ医科大学東横病院=川崎市中原区

 聖マリアンナ医科大学東横病院(川崎市中原区)が2024年3月末に閉院することが29日、分かった。同病院は急性期病院として地域医療を担ってきたが、少子高齢化を背景に患者の受け入れ数が減少するなどして経営状況が悪化していた。同病院関係者は「近隣病院や関係機関と連携し、患者に負担がかからないよう丁寧に対応したい」としている。

 同病院は1947年10月に聖マリアンナ会東横病院として開院。緊急または重症な患者を対象に、手術などの集中的な治療を提供する急性期病院として運営してきた。2020年に新型コロナウイルスが感染拡大した以降は、発熱検査外来を開設して対応した。

© 株式会社神奈川新聞社