人事委員会 千葉市職員の給与引き上げを勧告 初任給1万円増に/千葉市

人事委員会 千葉市職員の給与引き上げを勧告 初任給1万円増に/千葉市

 千葉市人事委員会は10月3日、民間との較差の解消のため、市職員の給与を引き上げるよう市長らに勧告しました。

 勧告どおり引き上げられると、新卒の初任給は、最大1万2000円、増えます。

 人事委員会勧告は、職員の給与水準を民間に合わせるため、行われています。

 2023年も実態調査の結果、人材確保のための賃上げなどの影響から、月例給は民間が0.93%、金額にして3719円上回っていることが確認されました。

 このため人事委員会の酒井委員長は3日、神谷市長らに対し職員給与の引き上げを求める勧告書を手渡しました。引き上げ勧告は2年連続です。

 勧告では初任給を高卒が1万2000円、大卒も1万1000円引き上げるなど人材の確保に向け、若年層を重点化した給与改定を行うよう求めています。

 全体的にも、行政職は月例給が0.93%、民間のボーナスに相当する特別給も0.1か月分引き上げ、平均年収は、9万9000円増えて649万8000円になるとしています。

 神谷市長は「勧告を尊重し適切に対応したい」とコメントし、勧告に従った場合市議会の承認を経て、早ければ12月にも給与改定が実施されるということです。

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