ジローナ戦で愚行退場のナチョに3試合出場停止…クラシコ欠場が決定

[写真:Getty Images]

レアル・マドリーの元スペイン代表DFナチョ・フェルナンデスに3試合の出場停止処分が科された。

マドリーは、9月30日に行われたラ・リーガ第8節のジローナとの首位攻防戦で3-0の快勝を収めて首位奪還に成功した。

だが、同試合の後半アディショナルタイムにはマドリーの3点リードという大勢が決した状況において、ナチョが相手MFポルトゥが抜け出しを試みた場面において、かなりの勢いで低空ドロップキックのような激しいタックルを敢行。これで右足の脛の内側に強い打撃を受けたポルトゥはプレー続行不可能となり、担架に乗せられてピッチを後に。

また、当初はイエローカードを掲示されたナチョだったが、オンフィールド・レビューの結果、すぐさまカードの色が赤に変わって一発退場となっていた。

試合後にカルロ・アンチェロッティ監督が「不必要だった」と苦言を呈したこのラフプレーに対して、スペインサッカー連盟(RFEF)の競技委員会は3試合の出場停止処分を科すことを決定した。

今後、マドリーが処分を不服として控訴を行うかは不明だが、現状では今後のオサスナ戦とセビージャ戦に加え、バルセロナとの今季最初のエル・クラシコを欠場することになる。

なお、ナチョは3日に行われたチャンピオンズリーグのナポリ戦後に、スペイン『レレボ』で自身の愚行、それに対する今回の処分について以下のように語っている。

「僕は自分自身を犯罪者や暗殺者とは考えていないし、自分自身を偉大なプロフェッショナルだと考えている。僕が謝らなければならなかったのはポルトゥだけだったし、今は落ち着いている。ポルトゥと話すことができ、彼が元気であるという事実を大切に思っている」

「(3試合出場停止に)腹が立つし、一番悲しむのは自分だ。僕は制裁に従わなければならない。クラブが控訴するかどうかは分からないけど、自分が3試合いないことでレアル・マドリーが崩壊するわけではない」

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