クルニッチ、ミランとの契約を3年延長へ! トナーリ売却で重要性高まる30歳

今季でミラン5年目のクルニッチ[写真:Getty Images]

ミランがボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFラデ・クルニッチ(30)との契約延長へ向かっているようだ。

2019-20シーズンからミラン所属のクルニッチ。不動のレギュラーではないにせよ、中盤のあらゆるポジションをこなせるユーティリティ性がステファノ・ピオリ監督から評価され、ケガと累積警告以外で欠場することがほとんどない貴重な戦力だ。

今夏イタリア代表MFサンドロ・トナーリ(ニューカッスル)がミランを去ったこともあり、クルニッチは今季のセリエA開幕5試合で全て先発出場。現在はケガで離脱中だが、中盤における序列が高まったことは間違いない。

一方で、今夏は同胞FWエディン・ジェコが移籍したフェネルバフチェからのオファーに惹かれ、自身も移籍を熱望。最終的にはトナーリに続く中盤の既存戦力流出を望まなかったミランが頑なに売却を許さず、ジェコとの共闘は叶わなかった。

それから約2カ月が経過。イタリア『カルチョメルカート』によると、クルニッチは2025年6月までとなっているミランとの契約の延長交渉を進めているとのことだ。

ミランはクルニッチを今後数年間も欠かせぬ戦力と捉えているのか、30歳に対して2028年までの3年延長と年俸250万ユーロ(約3億9000万円)への昇給を用意。交渉は年内に最終段階を迎えるとみられている。

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