皇室で用いられる農畜産物の生産を行う「御料牧場」 4年ぶりに見学会

 宮内庁直轄の牧場として皇室で用いられる農畜産物の生産などを行っている御料牧場で12日、全国から応募のあった人を対象にした見学会が4年ぶりに開かれました。

 高根沢町と芳賀町にまたがる御料牧場は皇室の牧場として農畜産物の生産などを行っています。

 宮内庁では、2016年から全国から応募のあった人を対象に見学会を開いていて、新型コロナウイルスの影響で今回は4年ぶりの開催となりました。見学会は2日間で、160人の募集に約1200人の応募がありました。初回の見学会には抽選で選ばれた45人が参加、馬が飼われている小屋などを見学しました。この牧場で3歳くらいまで調教された馬は新たに着任した外国の大使を馬車で皇居に送迎する際に活躍するということです。

 また、馬小屋の近くには、外交団が訪れた際に使われる馬車が3つ展示されていて、訪れた人たちは明治から大正時代にかけてつくられたとされる貴重な馬車の前で記念撮影を楽しんでいました。そして、バスに乗って約252ヘクタールある広大な敷地を約30分かけて見学しました。

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