【POG2023-2024】日曜東京4Rに“星4” 「少なくとも馬券圏内は外さない」

今週から秋の新潟が開幕し、新馬戦は土日合わせて10鞍。日曜京都では、2歳オープンのもみじSが行われる。先週はサウジアラビアロイヤルCをブリックスアンドモルタル産駒のゴンバデカーブースが制し、新種牡馬として世代最初の重賞ウィナーを輩出。今週はどんな馬が勝ち名乗りを上げるか、注目していきたい。

今週も東京、京都、新潟の新馬戦(芝・ダート)の中から、注目すべき3頭をピックアップして、勝負できるか否か、その能力を分析する。

◆【POG2023-2024】土曜東京4Rの未来のスプリンター候補に“辛口ジャッジ” 「好メンバーで一筋縄ではいかない」

■ミッキーファイト

新馬勝ち期待度 ★★★★☆
牡 (美)田中博康
父:ドレフォン 母:スペシャルグルーヴ

15日東京2歳新馬(ダ1600m)でデビュー。半兄ジュンライトボルトは、2022年のチャンピオンズCを制するなど重賞2勝、半兄グルーヴィットは19年の中京記念を制し、7歳を迎えてなお、現役で活躍中。曾祖母エアグルーヴから連なる名牝系の血筋だ。9月上旬に入厩し、ウッドチップコースを中心にじっくりと調整。先週デビューの予定も除外となり、1週スライドするかたちとなったが、2週前、1週前とウッドコースでラスト1F11秒台を連発。今週の最終追い切りは、6F87秒1~1F12秒4と軽く流す程度にとどめたが、すでに仕上がっているので問題ないだろう。まだ幼さの残る現状だが、一つ上の全姉ピュアグルーヴもダートで勝ち上がっており、芝よりはダート向きの印象。ここは比較的相手関係にも恵まれた感じで、少なくとも馬券圏内は外さないだろう。

◆【POG2023-2024】土曜京都4Rアドマイヤ&武豊に“高評価” 「追い切りは好時計連発」

◆【秋華賞2023予想/データ攻略】人気一角に「5.0.0.0」 “勝率100%”条件発動で穴党もギブアップか

◆【秋華賞2023予想/危険な人気馬】トライアル好走の一角に“消し”判断 「春のクラシック対戦歴がないと分が悪い」

著者プロフィール

石川豊●いしかわゆたか
20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。

© 株式会社Neo Sports