合唱交流、30回の節目高らかに 一関で21日、5年ぶり「東日本祭」

節目を飾る東日本合唱祭に向けて練習する一関合同合唱団

 国内外で活躍する合唱団が集う東日本合唱祭(実行委主催)は21日、一関市大手町の一関文化センター大ホールで開かれる。台風襲来や新型コロナウイルス禍による4年間の中断を乗り越え、30回の節目を迎える。招待6団体と合同合唱の総勢約330人が出演し、合唱の素晴らしさを高らかに歌い上げる。

 東京フラウエン・カンマーコールなど東京の4団体と、長年交流のある混声合唱団京都木曜会を招待。地元の一関市民合唱団が開幕を飾り、各団体の演奏に続いて出演者全員による合同合唱を披露する。

 合同は、委嘱作品の「空は遍(あまね)く我(われ)らの上に」(鈴木憲夫作詩・作曲)、「あなたに歌の花束を」(みなづきみのり作詩、松下耕作曲)を作曲者の指揮で初演する。手話を付けて歌われる「歌声を世界に」や「大地讃頌(さんしょう)」なども演奏する。

 21日午後1時開演。一般千円(当日1300円)、高校生500円、小中学生200円。販売は一関文化センターと同センターインターネットチケット。問い合わせは同センター(0191.21.2121)内の実行委へ。

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