世界トップレーサーたちが宇都宮の中心市街地を疾走 自転車レースのジャパンカップクリテリウム

 宇都宮市の街なかを封鎖して行う自転車レースジャパンカップクリテリウムが10月14日に行われ、世界のトップ選手たちが迫力ある走りで詰めかけた観客を沸かせました。

 ジャパンカップクリテリウムは最高時速が70キロにもなるスピードレースで1周2.25キロを15周、合わせて33.75キロを競います。

 世界トップカテゴリーのワールドチーム7チームを含む国内外の19チームから111人が出場し、栃木県内からは宇都宮ブリッツェンが参戦しました。

 レースは序盤から動きます。ベルギーのスーダル・クイックステップに所属する世界王者2度獲得のビッグスタージュリアン・アラフィリップを含む4人が3周目の最後に集団を抜け出し華麗な逃げをみせます。

 例年にないハイスピードな展開となりその後、再び集団は一つに。10周目にはイスラエル・プレミアテックのライリー・シーハンがアタックを仕掛け独走状態に。すると再びアラフィリップが仕掛け宇都宮ブリッツェンを今シーズン限りで退団する阿部隆之も反応します。

 そして最後の1周。集団でのゴールスプリントが濃厚となりそれぞれのチームの位置取りが激しくなる中。アメリカのリドル・トレックのエドワード・トゥーンス。爆発的な伸びを見せ3連覇を果たしました。

 日本人最高は、元宇都宮ブリッツェンでJCLチーム右京の岡篤志の6位で、宇都宮ブリッツェンはフォン・チュンカイが17位に入りました。

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