オランダ代表のロナルド・クーマン監督が、劇的勝利を振り返った。『UEFA.com』が伝えている。
16日、ギリシャ代表とのユーロ2024予選グループB第8節に臨んだオランダ。勝てば2位浮上となる重要な一戦は、前半に得たPKをFWワウト・ヴェグホルストが失敗するなどチャンスを活かせないままハーフタイムへ。後半もこう着した展開を打破できず、このまま試合終了かに思われた89分、再びPKを得ると今度はDFヴィルヒル・ファン・ダイクが確実に決め、土壇場で勝利を収めた。
劇的勝利でグループ2位に浮上したクーマン監督は、早い段階で試合を決められたはずだと振り返りつつ、チームを勝利に導いた主将のファン・ダイクを称えている。
「アディショナルタイムに得たPKよりずっと前に、この試合は勝利を決めておかなければならなかった。ギリシャが3人のアタッカーを投入してきた後、我々はポゼッションを失っていたと思う」
「前半は快適なプレーができていたが、PKを決めておくべきだった。その後は、異なる試合展開になってしまったと思う。それでも、我々は自分たちを信じ続けたのだ。ギリシャはチャンスを作っているわけではなかったが、失点しないように細心の注意を払う必要があった」
「我々にはPK、CK、FKのスペシャリストがいない。だから、ヴィルヒルが2本目のPKを蹴るとき、私はふと『おそらく、この試合ほどうまくいかない試合もないだろう』と思った。だが、ヴィルヒルが試合を決めてくれた」