ユベントスがブレーメルとの契約延長を進行中 年俸キープで減価償却抑える目的か

ユベントスのDFリーダー・ブレーメル[写真:Getty Images]

ユベントスがブラジル代表DFグレイソン・ブレーメル(26)との契約延長を進めているようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

昨シーズンからユベントス所属のブレーメル。2021-22シーズンにトリノの選手としてセリエA最優秀DF賞を受賞した屈強なセンターバックは、加入1年目に公式戦43試合で起用され、今季もセリエA開幕8試合に全て先発出場と替えの効かない存在になっている。

また、現在のユベントスはブレーメルと共に開幕から不動の3バックを形成したDFダニーロが離脱し、DFアレックス・サンドロに至っては11月中旬までの離脱が確実。ブレーメルまでも不在に…と考えるのは恐ろしく、ケガなく今回の代表ウィークから帰還することが望まれている。

そんなブレーメルだが、ユベントスとの現行契約を2027年6月まで残しており、退団の噂があるわけでもない。

しかし、財政が苦しいユベントスは減価償却を抑える目的でブレーメルとの契約延長を準備中。500万~600万ユーロ(約7億8000万~9億4000万円)とされる年俸を維持しつつ、契約期間を1~2年延長することにより、選手という固定資産価値を残していくサッカービジネスの手法の1つだ。

絶対的守護神であるポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニー(33)とは減俸を伴う契約延長を進めていると報じられるユベントス。財政健全化、そして大きく補強に出るためには、まずは既存選手の協力が不可欠といったところだろう。

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