今季絶好調モラタ、批判浴びるノルウェー戦での幻ゴールについて言及「体が反応した」

写真:今季ハイペースでゴールを決めるモラタ ©Getty Images

今季、所属クラブのアトレティコ・マドリードで9試合7得点、キャプテンを務めるスペイン代表では直近の4試合で4ゴールと、ハイペースでゴールを重ねるFWアルバロ・モラタは、10月17日に自身が財団を務めるチャリティーゴルフトーナメントの場でメディアからの質問に答えている。スペイン『Mundo Deportivo』電子版が伝えている。

10月23日に31歳の誕生日を迎えるモラタは、記者からの「より成熟した選手になった」というコメントに対し以下の様に答えた。

「間違いないね。30歳になって衰えてを感じてきていることは残念なことだけど、そこからプレーヤーとしてのキャリアが長く続く例はたくさんある。今は好調で、肉体的にも精神的にも良い感じだし、人の目を気にしてプレーすることはできないということをやっと理解できた気がするよ」

30代になり衰えを感じている反面、現在は最高のコンディションを維持できていることを明かした。そして、10月15日に行われたノルウェー戦で、自身のラストタッチがオフサイドの判定となり、ゴールが取り消され、世間ではエゴイストだと言われてることについて意見を求められ。

「アトレティコ対フェイエノールトの試合でも同じようなことが起きたし、自分が最後に触っていなくてもゴールは取り消しになっていた。アンス・ファティも自分と同じ位置(オフサイドポジション)にいたから、ゴールが取り消しになることはわかっていたけど、体が反応してしまったんだよ。撃たなければゴールは決まらないし、自分が触らなくてもゴールになる場面で、自分が押し込み得点すればエゴイストだと言われる。全ての人の意見を聞くことなんて出来ないよ」

ゴール取り消しについては様々な意見が飛び交っているが、ノルウェー戦でのゴール取り消しは、FWの本能が出てしまったという。そして、カードの多さなどで度々話題になるラ・リーガの審判の話題になり、「レアル・マドリードとアトレティコ・マドリードでは、審判の判定も違うのでは」との問いに。

「それについて喋れる選手はもっと沢山いるよ。自分もその話題についてコメントしたことはないけど、それぞれの解釈に任せるよ。審判は自分のことをよく理解してくれている。自分も物事が上手くいくように努めているし、試合中のジェスチャーについももっと学ばなくてはいけないね。審判になるのはとても難しいことだし、彼らに最大限のリスペクトを持っているよ」

両クラブの受ける審判の判定の違いについて、明言は避けたものの、審判へのリスペクトを示した。最後に、現行の契約が2024年6月までとなっているディエゴ・シメオネ監督の進退について聞かれ。

「自分が決めるべきことではないけど、彼は契約更新に値するし、彼にとても満足している。彼以上にこのクラブを象徴する人間はいないし、クラブにとって最高の監督だと思う」

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