〝世界最小の赤ちゃん〟が5歳に 出生時の担当医と再会【長野】

生まれた時の体重は、わずか258g。世界で最も小さく生まれた軽井沢町の男の子です。およそ3年半ぶりに出生時の主治医と再会しました。今月5歳になり、すくすくと成長しています。

「自己紹介」と、「特技の披露」が板についてきました。

(Qお名前は?)
「りゅうすけです」

軽井沢町に住む関野竜佑(せきのりゅうすけ)ちゃん。今月1日に5歳になりました。

「こんにちは、久しぶり!」

安曇野市の県立こども病院で、出生時の主治医・糸島亮医師と顔を合わせました。およそ3年半ぶりの再会です。

■糸島医師
「大きくなりましたね何か肩が痛いような気がします。」

竜佑ちゃんは2018年、県立こども病院で生まれました。当時の身長は22センチ、体重わずか258グラム。男の子としては世界最小の赤ちゃんでした。生まれてしばらくは人工呼吸器や点滴が欠かせなかったため、退院まで半年かかりました。きょうだいや家族に見守られて迎えた毎年の誕生日。健やかに大きく成長していきました。

■糸島医師
「今何歳?」
【5本指を見せられて】
「5歳!おーすごい」

■糸島医師
「保育園行ってる?お友達は?」
■竜佑ちゃん
「いっぱい」
■糸島医師
「いっぱいる!すごい!」

糸島医師は現在、研修のためフィンランドに滞在していますが、一時帰国に合わせて久々の再会が実現しました。

■糸島医師
「すごいですね子どもって。もちろん僕らがしたこともよかったと思うが、家族がいて本人も頑張って色んなことがいい方向に働いたので、今があると実感する。」

現在、身長は89センチ、体重は10キロ。同じ年齢の子どもと比べると小柄ですが、健康面に問題はなく元気に保育園に通っています。

■母親・俊子さん
「竜佑の成長を見てもらえてうれしい。」
■父親・康平さん
「普通に大人になって普通に生活してくれればそれでいいかなと感じています。」

「大きくなったら警察官になりたい」という竜佑ちゃん。当時担当だった看護師とも再会し、元気な姿を見せていました。

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