甲府が長崎と1-1ドロー、勝ち点1差対決で白星掴めず…昇格PO圏内浮上ならず【明治安田J2第39節】

20日、明治安田生命J2リーグ第39節のヴァンフォーレ甲府vsV・ファーレン長崎がJITリサイクルインクスタジアムで行われ、1-1のドローに終わった。

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)と並行して戦いながらもリーグ戦で直近6試合無敗の甲府(7位)。必ずしも勝ち点3を積み上げているわけではないが、J1昇格プレーオフ圏内の6位とは勝ち点「1」差であり、逞しさが光る。

その6位に座るのが長崎であり、甲府は勝利すれば順位が入れ替わり、残り3試合にして昇格プレーオフ圏内に足を踏み入れることに。25日に敵地・中国で戦うACLグループH第3節の浙江職業戦を見据えても、白星で弾みをつけておきたい。

ただし、長崎も前節の藤枝MYFC戦で5-1と圧勝したなか、得点ランキング首位の23ゴールをマークするフアンマ・デルガドを中心とした粘り強い戦いが持ち味。序盤から甲府に押され気味だったが、34分にPKを獲得する。

今シーズンPK2本をいずれも成功させている中村慶太がキッカーを務めると、助走で勢いをつけ、強烈な右足シュートを左のサイドネットへ突き刺した。

それでも甲府もPKで同点に。56分、相手のハンドで得たPKを蹴るのは甲府の元気印・35歳の三平和司。長崎GK波多野豪の逆を突く右足シュートをゴール右隅へ蹴り込んだ。

勢いに乗った甲府は70分、FKのこぼれ球に途中出場のキャプテン関口正大が反応し、ファーへ柔らかいクロス。蓮川壮大が右足ボレーを放つが、DFに当たってやや軌道の変化した一撃はGK波多野のスーパーセーブでCKに逃げられた。

その後も長崎を押し込む甲府。しかし、2点目はどうしても奪えず1-1のドロー決着。中国遠征を前にしたプレーオフ圏内浮上とはいかなかった。

ヴァンフォーレ甲府 1-1 V・ファーレン長崎
【甲府】
三平和司(後15)
【長崎】
中村慶太(前36)

◆J2第39節
10月20日(金)
ヴァンフォーレ甲府 1-1 V・ファーレン長崎

10月21日(土)
[13:00]
いわきFC vs 清水エスパルス

10月22日(日)
[12:30]
レノファ山口FC vs ファジアーノ岡山
[13:00]
ロアッソ熊本 vs FC町田ゼルビア
[14:00]
ブラウブリッツ秋田 vs ベガルタ仙台
水戸ホーリーホック vs ザスパクサツ群馬
栃木SC vs 大分トリニータ
東京ヴェルディ vs ジェフユナイテッド千葉
ツエーゲン金沢 vs モンテディオ山形
藤枝MYFC vs 大宮アルディージャ
徳島ヴォルティス vs ジュビロ磐田

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