シャビ監督がエル・クラシコでのPK疑惑に言及「それほど重要なことではない、敗因は…」

写真:エル・クラシコで今季初の黒星を喫したシャビ ©Getty Images

10月28日、今季公式戦初となるエル・クラシコがエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスで行われた。試合は開始早々にイルカイ・ギュンドアンのゴールでホームのバルセロナが先制に成功するも、後半にジュード・ベリンガムの2ゴールで逆転したレアル・マドリードが敵地で勝利を収めている。

前半開始早々に先制し、攻守ともにレアル・マドリードを圧倒したバルセロナが試合を押し気味に進める中、45+1分にはコーナーキックを獲得すると、イルカイ・ギュンドアンのキックはニアポストで構えていたロナルド・アラウホへ、しかしマークについていたレアル・マドリードMFオーレリアン・チュアメニとの接触により、シュートまでは持ち込めない。

試合後このプレーを巡り、「審判はPKを与えるべきだった」、「PKになるほどの接触ではない」など、様々な議論がなされた。試合後のインタビューでレフェリングについて意見を求めれれたシャビ監督は以下のようにコメントした。

「ハーフタイムにあのプレーについて選手同士での会話があったかもしれない、でもそれは重要なことではない。今日に関しては審判のせいで負けたわけではなく、チャンスを活かせず本来の力が出せなかったことが敗因だ。60〜65分まではゲームを支配することが出来ていたし、終盤にかけても相手を押し込んでいたが、結果がついてこなかった」

論争となっているプレーについては深く言及することはなかったが、敗因はチームのパフォーマンスであり、審判のレフェリングによるものではないことを強調した。また、アラウホも試合後のインタビューに答え、論争中のプレー、ペナルティエリア内でのエドゥアルド・カマヴィンガとの接触についてコメントしている。

「まだビデオでは確認してないが、PKだったと思う。シュートを打とうとしたら彼(チュアメニ)が後ろから押してきた。もし接触がなれけば自分がニアで触ることが出来ていたからね。でも、審判はプレーを続けるように指示した。判断を下すのは彼らだけど、決定的かつ前半で2-0になっていたかもしれないプレーだけに残念だよ。カマヴィンガとの接触に関しては、自分が彼の前に入り体をぶつけただけで、ファールだとは思わない。敗戦は残念だけど、今後も続けていくだけだ」

アラウホの意見はPKに値する決定機阻止であり、接触がなければシュートに持ち込めるシーンだと語り、今季初の黒星を喫したチームに対しては、継続していくだけだと前を向いた。

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