プレミアリーグ第10節でマンチェスター・シティに0-3と敗れた後、カラバオカップ4回戦でもニューカッスルに0-3と敗北し、2試合連続ホームで完封負けという屈辱を味わったマンチェスター・ユナイテッド。エリック・テン・ハフ監督への批判の声が高まる中、後任候補の見直しにも迫られることになりそうだという。イギリス『デイリーミラー』電子版が伝えている。
マンチェスター・ユナイテッドでは現在、イギリスの実業家ジム・ラトクリフ氏と彼がCEOを務めるINEOSグループがクラブ株式の25%を買い取る準備を進めており、これが成立した場合はクラブの改革に着手するという。
INEOSの責任者の1人であるデイヴ・ブレイルズフォード氏は、元チェルシー監督のグレアム・ポッター氏を高く評価しており、もし彼らがテン・ハフ監督の解任を選択した場合、ポッター氏をその後任に据える可能性が高いとされていた。
しかし最近になって、ポッターにスウェーデン代表監督就任の可能性が急浮上。ラトクリフ氏とINEOSグループはプランの練り直しを迫られる可能性が高くなった。
スウェーデン代表はUEFA EURO 2024予選で敗退し、本大会出場の望みが絶たれた。これを受けてヤンネ・アンディション監督の退任が決定。同国サッカー協会は後任探しに着手しているが、ポッター氏が有力候補に挙げられているという。
ポッター氏は指揮官への転身後、2010年12月にスウェーデン4部のエステルスンドというクラブの監督に就任した。そして同クラブをわずか5年で1部リーグへと導き、2017-18シーズンのUEFAヨーロッパリーグ出場も果たした。
スウェーデンサッカー協会のアンドレア・ミラーバーグ事務総長は地元テレビ局の取材に対して「私が見ているリストによると、彼がそのリストの一部をなしていることは明らかだ。誰がこの役割に興味を示すのか、これからフィルターにかけていく」と語っており、ポッター氏が後任候補に入っていることを明らかにしている。