【MLB】ドジャースが強打の内野手マンシーと2年の契約延長 今季36本塁打を記録した33歳

写真:2年契約に合意したマックス・マンシー

11月2日(日本時間3日)、ドジャースは33歳の内野手マックス・マンシーとの契約延長に合意したことを発表した。キャリア4度の30本塁打超えを誇る強打者マンシーは、来季の契約が1400万ドルの球団オプションとなっていた。残留の可能性は高いと見られていたが、ドジャースはオプション行使ではなく契約延長を選んだ形だ。

新契約は2024年が1200万ドル、2025年が1200万ドルの2年2400万ドル。2026年には1000万ドルの球団オプションが付き、最大で3年3400万ドルになる。

マンシーは今季三塁手としてプレーし、打率.212、36本塁打、105打点、OPS.808という成績で、打点はキャリアハイを更新する活躍。打率は低いが毎年90個前後の四球を選ぶことができる選球眼と、通算180本塁打を誇るパワーが魅力だ。今季は三塁を守ったが、昨年までは一塁、二塁も守っており、チーム事情に応じてポジションを変えることができるユーティリティ選手でもある。

大谷翔平の移籍先最有力候補とも言われるドジャースだが、マンシーの他に外野手のジェイソン・ヘイワードやDHのJD・マルティネス、投手のクレイトン・カーショウらベテラン選手の去就も注目されている。特にDHのマルティネスは大谷とポジションが被ることから、ドジャースがクオリファイング・オファー(1年2032.5万ドル)を提示するかどうかで、ドジャースの大谷への本気度合いを推し量ることができるかもしれない。

MLBでは2日からオフシーズンが始まったが、ここから5日間がFA選手への独占交渉期間となっている。この間にオプションの破棄や行使、クオリファイング・オファーの提示などを行わなければならず、今回のマンシーのようにこのタイミングで再契約や契約延長に合意することもある。

2日にはドジャースだけでなくブレーブスもリリーフ投手ジョー・ヒメネスとの3年2600万ドルの契約延長を発表している。今後も続々と出てくるはずの再契約やFAの発表には要注目だ。

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