【MLB】今季36発ソレーア、ベテランUTのメリフィールドらがFAに オプション・オプトアウトの期限まで残り4日

写真:FAとなったホルヘ・ソレーア

日本時間2日にMLBのシーズンは終わったばかりだが、それと同時に開幕したオフシーズンは早くも慌ただしく動いている。ワールドシリーズ終了後から5日間と決められているオプションやオプトアウトの決断までの期限は迫っており、今日も多くの動きが見られた。『MLBトレード・ルーマーズ』が報じている。

今季36本塁打を放ち、マーリンズのプレーオフ進出に貢献したホルヘ・ソレーアはオプトアウトを決断。契約に盛り込まれていたオプトアウト権を行使して、マーリンズとの3年3600万ドルの契約を打ち切り、FA市場に出ることとなった。好成績を残していたソレーアのオプトアウトは想定されていた通りだ。

ソレーアを逃したマーリンズだが、まだソレーアを残留させられるチャンスがある。マーリンズは1年2032.5万ドルのクオリファイング・オファーをソレーアに出すことができるためだ。

決して金満球団ではないマーリンズだが、ソレーアほどの打者をリスクの少ない1年の契約、さらに2032.5万ドルという高すぎない値段で残留させるチャンスがあるならば、このオファーを出す可能性は十分にあるのではないだろうか。もしソレーアがクオリファイング・オファーを断っても、マーリンズはドラフト指名権の補償を得ることができる。

また、ブルージェイズのウィット・メリフィールドも、選手・球団双方が相互オプションを破棄したため、FAとなった。

来年のオプションは1800万ドルと高額で、キャバン・ビジオやデービス・シュナイダーが育っているブルージェイズとしてはとても行使できない条件だった。メリフィールドとしても、来年35歳を迎える中、彼が守る二塁手・中堅手が薄いFA市場でより良い複数年の契約を得る腹積もりだろう。

そして、パドレスのセス・ルーゴもプレイヤーオプションを破棄してFA市場に打って出る。今季26先発・防御率3.57の好成績を残していたルーゴが、残り1年750万ドルのオプションを破棄することは確実視されていた。

パドレスはルーゴにクオリファイング・オファーを提示できるが、パドレスは総年俸削減を図るとされており、提示は起こり得ないだろう。

他にもブリュワーズがアンドリュー・チェイフィン、ジャスティン・ウィルソンの両救援左腕のクラブオプションを破棄したというニュースも入ってきている。期限までは残り4日、これからもニュースは続々と飛び込んでくるだろう。

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