「スクデット最有力」インテルをモラッティ元会長が称賛、DF陣は100点?「昨季で完成もパヴァールまで来た」

インテルのマッシモ・モラッティ元会長[写真:Getty Images]

マッシモ・モラッティ氏が愛するインテルについて語った。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

1990年代から2010年代にかけ、2度にわたってインテルの会長職を務めたモラッティ氏。1度目の在任時はほとんどタイトルに恵まれずも、再登板後はセリエA優勝5回、チャンピオンズリーグ(CL)優勝1回など、クラブに栄光の時代をもたらしている。

2度目の退任からは10年が経過も、インテル愛が衰えるはずもなく、78歳となった現在もご意見番として存在感。今回はイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで、首位インテルがけん引するスクデット争い、そしてインテルの現体制が獲得を目指す選手に言及する。

「インテルがスクデットの最有力候補であることを物語る最初の10試合(第10節まで)だった。ライバル? もちろんユベントスだ。彼らは欧州カップ戦を戦っていないことがプラスに働く可能性があるだろう」

「今月は我々(インテル)もユベントスと対戦するが、これについて深く考えるのは時期尚早だ。インターナショナル・マッチウィーク明けの初戦で対戦するわけだから、どのようなコンディションで臨めるかが大事になる。とにかく今のところはアタランタ戦に集中しよう」

今なお無意識にインテルを「我々」と表現してしまうなど愛に溢れたモラッティ氏。26日の“イタリア・ダービー”ユベントス戦よりも目の前の一戦、4日のアタランタ戦へ意識を傾けるべきとした。

また、そのアタランタにはインテルの現体制が獲得を目指しているとしきりに報じられるイタリア代表DFジョルジョ・スカルヴィーニ(19)が所属。これについて問われると、若き才能を称えつつ、既存のDFで十分とも語っている。

「間違いなく素晴らしい選手であり、歴史を振り返っても、これほど有能な若手イタリア人はいなかったかもしれないね」

「ただ、今のインテル守備陣に補強が必要だろうか。昨シーズン時点で完成しており、今季はDFバンジャマン・パヴァールも加わった…味方に勇気を与える存在であり、国際試合でのプレーに慣れている。本当にパヴァールは素晴らしい選手だ」

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