ChatGPTを利用したAIの判定によると、プレミアリーグのベストスタジアムはマンチェスター・ユナイテッドの本拠地オールド・トラフォードであるようだ。イギリス『デイリーミラー』電子版が伝えている。
7万6000人を収容するオールド・トラッフォードは、クラブチームが使用するスタジアムとしてはイングランドで最大規模のスタジアムかもしれないが、施設の老朽化ゆえにたびたび批判の対象となっている。現在のオーナーであるグレーザー一家はスタジアムの改修には着手せず、最近では屋根の部分から雨漏りする映像がたびたび取り上げられている。
イギリスとアイルランドで行われることが決定したUEFA EURO 2028の試合開催地として、同じ街のライバルクラブであるマンチェスター・シティの本拠地エティハド・スタジアムが選ばれた際には、マンチェスター・ユナイテッドのOBであるガリー・ネヴィル氏がオールド・トラッフォードを「2流のスタジアムだ」と批判したほどだ。
それでもAIの世界では素晴らしいスタジアムに見えているようで、最高のスタジアムトップ5として以下のランキングが提示された。
1位 オールド・トラフォード(マンチェスター・ユナイテッド)
2位 アンフィールド(リヴァプール)
3位 エティハド・スタジアム(マンチェスター・シティ)
4位 エミレーツ・スタジアム(アーセナル)
5位 スタンフォード・ブリッジ(チェルシー)
アンフィールドは2016年にメインスタンドの改修工事を行い、現在はゴール裏スタンドの改修工事も行っている。エティハド・スタジアムは2003年にマンチェスター・シティの本拠地となり、以来シティ・フットボール・グループが20年にわたってスタンドの拡充と施設の改善を続けている。
エミレーツ・スタジアムは2006年に開場。トップ5の中では最も新しいスタジアムだ。また、スタンフォード・ブリッジは2000年代初頭以来、大きな変化はないが、現在は本格的な改修に向けて近隣の土地の購入事業を進めている。
一方で、このAIはウェストハムの本拠地ロンドン・スタジアムや、トッテナムの本拠地であり多目的に利用されているトッテナム・ホットスパー・スタジアム、雄大な美学と独特の雰囲気を備えるニューカッスルのセント・ジェームズ・パークなどは除外されている。
賛否両論はあるだろうが、AIにとってオールド・トラッフォードは依然として“夢の劇場”なのだろう。