「インフルエンザ警報」発表 過去最も早く 感染急拡大で学級閉鎖も【長野】

インフルエンザの感染が急速に広がっています。県は、過去最も早く「インフルエンザ警報」を発表し、感染拡大防止に努めるよう呼びかけています。

飯田市内の小学校です。クラスで授業を受ける児童がいる一方…こちらの教室に子どもたちの姿はありません。インフルエンザにかかる児童が増加し、きのう学級閉鎖となりました。

■校長
「今週一気に来たというという感じがるのでびっくりしたんですけども、感染予防も含めて火曜日から学級閉鎖にしようということで」

一クラス30人ほどの学級で、3分の1の児童がインフルエンザで休んでいます。学校全体でかかっているのは、児童およそ700人のうち20人程度だということです。県が発表した先週1週間の休園・休校数は6。87のクラスで学級閉鎖、欠席は1977人に上ります。
取材した飯田市の小学校は現時点で学校行事などに影響は出ていませんが、流行の時期が例年より早いといいます。

■校長
「だいたい寒くなってくるとインフルエンザというイメージがありますが、11月のこの段階では(例年より)早いのかなと」

県はきょう、1994年の調査開始以来最も早く「インフルエンザ警報」を発表しました。今週5日までの1週間に、県内88の定点医療機関で確認された患者数は2894人。定点当たり32.89人となりました。
特に、北信保健所管内では警報の基準値である30.0人を大きく上回る54.20人となっています。
県は、適切なマスクの着用や手洗い、アルコールによる消毒をして感染予防に努めるよう呼びかけています。

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