ポステコグルー監督のスタイルに刺激を受けるクルセフスキ「これがフットボールの未来かも」

写真:前節のチェルシー戦で先制点を決めたクルセフスキ

スウェーデン代表のデヤン・クルセフスキは今シーズン、ソン・フンミン、ジェイムズ・マディソンとともにトッテナムの攻撃陣を牽引している。ここまで公式戦に全試合出場しており、アンジェ・ポステコグルー監督の信頼をつかんでいる。

クルセフスキは今シーズンに新たに就任したアンジェ・ポステコグルー監督のスタイルに大きな刺激を受けており、『TNTスポーツ』のインタビューに対して以下のように語った。

「新しい試みなのでとても楽しい。両サイドバックが内側に絞り、MFとしてプレーする。これほど攻撃的なチームでプレーしたことは初めてだ。完全に今までと違うし、新しいスタイルだ。フォーメーションについて毎日学んでいるし、我々が標榜する攻撃的なフットボールをするプレッシャーは信じられないほどだ。彼はフットボールに対して興味深い視点を持っていて、もしかしたらこれがフットボールの未来なのかもしれない」

「彼(ポステコグルー)は多くのことを変えてきた。毎日トレーニングメニューを変えるし、戦術も今まで学んだものと違う。トッテナムのフットボールはヨーロッパの多くのチームがやっているスタイルではない。ただ、フットボールであることに変わりはなく、ボールがあり、11人の選手でプレーをする」

「監督はすべてのことに少しずつ変化を起こしている。試合前やトレーニング前のチームトークで刺激を与えてくれる、それがモチベーションになるんだ」

クルセフスキはアントニオ・コンテ氏が指揮していた2022年1月にユヴェントスからトッテナムに加入。今夏にトッテナムは完全買取オプションを実行し、完全移籍を果たしている。

クルセフスキはコンテ氏とポステコグルー監督について「2人は素晴らしい監督で、世界最高の2人だ」と語り、両者の違いについて以下のように続けた。

「彼らは戦術、試合やトレーニングへのアプローチなど、かなり異なる視点を持っている。コンテの時代はジムに通うことや、ランニングを重視し、ボールを持っていない時にたくさん走っていた。対して、ポステコグルーはボールを保持し、どのように走るか考えトレーニングをしている」

「2人の考えは違うが、誰が監督でも意見に耳を傾けなければならないし、私は2人をとても尊敬している」

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