根羽村の中学3年生2人が12日、一日限定のレストランを開きました。地元の魅力を発信する取り組みはうまくいったのでしょうか?
「(書いて)やべっ、大きかった、書き直すか」
飲食店の入口のボードを書くのももちろん初めての経験。12日、根羽村で一日限定のレストランがオープンしました。
小中一貫の根羽学園に通う中学3年生の2人が授業の一環で地元を盛り上げようと始めました。
■片桐悠晟さん(9年生)
「若い人が働く場所が少ないので、イベントをすることで根羽村を多くの人に知ってもらい、村を救えるような活動がしたい」
調理するのはジビエ料理を得意とする堀江シェフ。
■堀江政史シェフ
「以前から根羽には魅力的な食材があることを知っていたので、それに触れるいいチャンスだと思った。アマゴのカルパッチョです」
一品目は地元の川で育った「アマゴのカルパッチョ」全6品のコース料理でほとんどの食材を地元から調達しました。
こちらは「アマゴのコンフィ」。
参加した根羽村の村長も…
■大久保憲一 村長
「素敵な味ですよ。普段焼いた魚や刺身では食べるが、手の入った料理はないので良かった」
■片桐悠晟さん(9年生)
「こちらの鹿肉は、適度な量の鹿やイノシシになるように」
料理を出す際には自分たちで考えた説明を添えます。この日のためにジビエ加工施設を訪れたり実際に自分たちで調理したり様々なことを学んできました。
■前田積志さん(9年生)
「根羽の特産品を調べたり、自分の知っている特産品を出したり、面白い反面、苦労するところもあった」
メイン料理は「鹿肉のソテー」
■豊田市から来た男性
「これはね、まろやかな味わったことのない鹿ですね」
■兵庫県から来た女性
「中学生の素朴な説明を聞きながら、のんびりとゆっくり楽しませてもらっています」
一日限定のレストランでしたが中学生2人は手応えを感じたようです。
■前田積志さん(9年生)
「自分でやってみたかったことが出来たのでとても満足しています」
■片桐悠晟さん(9年生)
「このイベントで多くの人に知ってもらったと思うので、これからもSNSで発信していきたい」