レアルがバイエルンとデイビスを巡って火花…約81億円から提示? 来夏の移籍市場で動きがあるか

世界最高のSBの1人とも言われるアルフォンソ・デイビス[写真:Getty Images]

バイエルンのカナダ代表DFアルフォンソ・デイビス(23)を巡ってスペインとドイツの巨人が火花を散らしている。

バンクーバー・ホワイトキャップスで育ったデイビスは、2019年1月にバイエルンへと完全移籍。圧倒的なスピードを活かしたサイドアタッカーだったが、バイエルンではサイドバックに転向。ウイングからサイドバックまでプレー可能であり、ナンバーワンの左サイドバックとも言われている。

そのデイビスに強い関心を示しているのがレアル・マドリー。予てから補強したいと考えている左サイドバックの穴を埋めるのにもってこいの才能だ。

2025年夏までバイエルンと契約を結んでいるデイビスだが、マドリーは来夏の獲得を目指している状況。チームとしてのウィークポイントを埋めていきたいところだ。

スペイン『アス』によれば、マドリーはデイビスの代理人であるネダル・フセオ氏と話を進めているとのこと。双方にこの契約には魅力を感じており、デイビス自身もマドリー行きを望んでいるとされている。

しかし、バイエルンはデイビスの引き留めを諦める気は全くない。バイエルンのヘルベルト・ハイナー会長は残留を願っているとイベントで語った。

「デイビスは我々の選手だ。彼は我々と契約しており、2025年6月までの契約を結んでいる。彼は世界最高のサイドバックの1人であり、もちろん我々は彼に残ってほしいと思っている。彼も残留したいだろう」

バイエルンが残留を願うのは当然だが、マドリーは困難な局面でも選手を惹きつける魅力を持っている。今夏はドルトムントのイングランド代表MFジュード・ベリンガムの獲得に動き、獲得は困難かとも思われたが、しっかりと獲得。そして出色のパフォーマンスを見せている。

バイエルンは約5000万ユーロ(約81億円)から交渉を始めようとしているとのこと。ただ、マドリー以外にもチェルシーやマンチェスター・シティも関心を持っているとされ、選手の意思が非常に重要と考えられている。

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