「小諸本陣主屋」がレストランに 地元産食材をふんだんに使用【長野・小諸市】

江戸時代の雰囲気を残す小諸市の建物が、レストランとして生まれ変わります。地元産の食材を使ったメニューが披露されました。

信州牛のローストビーフに鮮魚のカルパッチョ。目にもおいしい料理が並ぶのは、江戸時代、加賀藩大名の定宿だった「小諸本陣主屋」です。
20年以上市の歴史資料館などとして活用されてきました。23日にイタリアンレストランとしてオープンすることになり、関係者にお披露目されました。

■東京から
「本当においしい」

小諸市産100%のリンゴジュースも。ワインや料理に使う食材などできるだけ地元産にこだわっています。

■東京から
「以前の趣は残したまま良い所は残しつつ、小諸市の発展に寄与しそうなすごく素敵な内観だと思った」

手がけたのは善光寺門前でレストランや結婚式場を展開する「藤屋御本陣」です。

■藤井大史郎社長
「新しくて懐かしい感じで古くからの良きものを融合させることで引き立つ。まさに不易流行を体現した施設になっている」

床の間には十返舎一九の掛け軸が飾られ江戸時代の空間を演出しています。改修費にかかったおよそ1億円の一部を国と市の補助金で賄いました。

■小諸市・小泉俊博 市長
「小諸市が持っている公共施設特に古い建物を民間と同じようにリノベーションできないだろうというのがそもそもの発想。本陣繋がりで藤屋御本陣を経営されていた藤屋さんと提携していくことになった」

周辺には古い建物を改修した建物も多くあり、地元の魅力を発信する場所になると期待しています。

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