チェルシー、元オーナーのアブラモビッチ氏の資金供給が財務規則に抵触する可能性 勝ち点剥奪など重い処罰の可能性も

写真:調子が上向いてきたチェルシーだが…

チェルシーの元オーナーであるロマン・アブラモビッチ氏が、海外の企業を通じて数千万ポンドに上る資金を供給したことを示す文書が流出した。この資金は同クラブの利益につながったとされ、これが正しく申告されていなければ財務規則に違反する可能性がある。イギリス『BBC』が報じている。

チェルシーは、アブラモビッチ氏がオーナーを務めていた2012年から2019年にかけての財務記録を提出した際に不備があり、ファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)に違反したとして、7月にUEFAから860万ポンド(約16億円)の罰金を科せられた。この財務記録の不備は、新しくトッド・ベーリー氏がオーナーになってから、チェルシーによって報告された。

チェルシーの広報担当者は、今回の疑惑について以下のように答えている。

「今回の疑惑は、元オーナーのアブラモビッチ氏の頃のものであり、現在クラブに所属する人物とは関係のないことです。我々はこれまで調査に積極的に協力してきましたし、今後もそれは変わりません」

すでにFAとプレミアリーグは、チェルシーが新たに財務規則に違反していた可能性を調査している。もし、財務規則に違反していたと認められた場合、罰金や勝ち点の剥奪といった処罰が下される可能性がある。

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