復帰が迫るイヴァン・トニー、ブレントフォード残留か、移籍か 本人の苦悩を関係者が明かす

写真:トニーは1月の移籍市場でどのような決断を下すのだろうか

ブレントフォードに所属するイングランド代表FWイヴァン・トニーが、1月に移籍するか、それともクラブに残留するかで悩んでいるようだ。イギリス『デイリーメール』電子版が報じている。

トニーは今年5月、賭博規則違反で8カ月間の活動停止処分を受けた。この処分は来年1月に終了となり、以降は試合出場が可能となるが、そんなトニーに対しては1月の移籍マーケットでアーセナルとチェルシーが獲得を目指していると言われている。ブレントフォード側はトニーに1億ポンド(約186億7910万円)の値をつけているとされており、適切なオファーが届けば彼を放出する用意があるとされている。

一方、チームを率いるトーマス・フランク監督は今月初めに「彼には永遠に残ってほしい」と語り、復帰後のチーム残留を熱望する意向を示している。

トニー自身の意向はどうか。彼に近い関係者が、移籍か、残留かで揺れ動くその心情を代弁している。

「イヴァンは自身の将来について悩んでいる。彼の心の中には、1月に復帰したらチームのプレミアリーグ残留のためにゴールを量産したいという気持ちがあるようだ。彼に対して多くのクラブが興味を持っているが、今のところ彼がフォーカスしているのは、ブレントフォードのピッチに戻り、フランク監督のために仕事をすることだ。彼には返さなければならない大きな恩義がある。もちろんファンに対しても同様だ」

また、この関係者はクラブ側やフランク監督のスタンスに対しては、このように分析している。

「彼らはお金を必要とはしていない。トニーは彼らが保有する選手であり、クラブにとって適切なオファーが届いた場合にのみ、彼の売却を検討することになるだろう。トーマス・フランクは、永遠に続くものは何もなく、彼が抱えるスター選手がいつかは移籍するだろうということを理解している。しかし、少なくとも今シーズン終了まではイヴァンを残留させたいと考えている。その後、彼の去就について再検討することになるだろう」

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