「新聞記事を話題に家族との会話増えた」と受賞者 小中高校生36人と3校を表彰 沖縄県スクラップコンテスト

沖縄県新聞スクラップコンテストで表彰された児童・生徒ら=19日、那覇市・タイムスホール

 第13回県新聞スクラップコンテスト(主催・沖縄タイムス社)の表彰式が19日、那覇市久茂地のタイムスホールで開かれ、入賞者に賞状と記念品が贈られた。表彰されたのは、県知事賞と県PTA連合会会長賞、沖縄タイムス社社長賞の上位3賞を受賞した県内の小中高校生36人と、県NIE推進協議会会長賞(学校賞)の仲井真小学校、あげな中学校、首里高校の3校。計2512点の応募があった。

 ノート部門で県知事賞に輝いた大屋有香さん(小禄高3年)は受賞者代表あいさつで、新聞記事を話題に家族との会話が増えたと報告。「ネットは知りたい情報を素早く探せるが、気になるニュースばかり見て情報や知識が偏ってしまう。沖縄の現状に目を向け、さまざまな情報を満遍なく得られる新聞を今後も読んでいきたい」と話した。

 玉城デニー知事がメッセージを寄せ、「豊富な知識や確かな情報、さまざまな経験から論じられる新聞記事の理解は、新たな学びのきっかけや社会を学ぶ窓口になる。今回培った能力を生かし、未来にはばたいてほしい」と激励した。

 沖縄タイムス社の武富和彦社長は「子どもの柔軟な視点、素直な意見から気づきを得る貴重な機会になった」とたたえ、「新聞は子どもがより良い未来、社会を築くためのパートナーとして存在したい」と強調した。

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